自分2.0へ! 50代からの再挑戦・自己覚醒録

人生のリカバリーショットを放つべく再キャリア構築の旅https://blogmura.com/ranking/in?p_cid=11013598

溺れかけていた時に何かを掴む。束の間の安堵。。しかし。。。

いくら教育を受けなかった?元奴隷の私でも、何社か面接を受ける中で相対的・客観的に自分の市場価値というものがだんだんわかってきました。また辞めた会社は実は業界的には評判のよろしくないところがありまして、面接の段階で「◯◯にいた人はちょっとね~」みたいな感じで二人いる面接者の偉い方の人が席を立ってしまうということもありました。(だったらなんで面接OKしたんだよ。。。)

リクルートの紹介だけに頼っていても心もとないので、自分でも求人誌を買ってきては履歴書と職務経歴書を書いて応募してみました。やはり前職と同じような健康産業で直行・直帰でいいかな?と思って応募した先での面接光景が印象的だったのでシェアします(笑)

まず面接会場は貸会議室のようなところで、主要な社員が総出でいたようです。当時普及しだした携帯電話でこれみよがしに、後でも良い仕事の電話をしていた人がいたのを覚えています。最初に会社の事業案内等の説明を聞いてから個別での面接です。

面接室に入ってから色々話をして行く中で「営業でないとダメなんですか?総務ではダメですか?」と聞かれました。これは当時の私の醸し出す雰囲気が、どう見ても営業に見えず総務っぽかった事と(本人にはそういう自覚はなかったですが)退職理由を聞かれて、営業のプレッシャーに負けて辞めたと思われた(広いくくりではそうですが)ことも一因でしょう。性格的に押しが弱いと見られ、「う~ん。そうだろうな~。」と言われました。

まぁ大人しくて気の弱い人物に見えたのは間違いありません。「えっ?でも総務の募集なんてなかったよな(・◇・。)?」とはてな顔になってフリーズしていると、別の面接担当が自己啓発の為に何かやっていますか?」と聞かれ、思わず「玄米食を実践しています」と答えました。そうしたらその面接担当の皮肉たっぷりの苦笑顔ときたら。。そもそもそんな質問を元奴隷にするなよ!と言いたくなりますが仕方ありません。でも健康の為に食生活に気を使っていたことは事実です。」これも立派な自己啓発のはずなんですが。。

そんなこんなで随分と面接では嫌な思いをしました。そして、そろそろ手元のお金が厳しくなってきた頃に、リクルートの紹介でとある社長さんとの面接の場が設けられます。本業が別にあるのですが、新たに健康産業での新規立ち上げを目指している。その設立スタッフを募集している。とのことでした。非常に穏やかで話しやすい人だったこともあり好感触で面接は終えました。その本業は水産加工業で本社がある場所は遠いために在宅勤務です。もう願ったり叶ったりの好条件。

そしてほどなくして採用通知の知らせを受け、とりあえず連絡手段として会社から支給されたお金でFAX電話を購入しました。

(そういえば、この当時は私は携帯はおろかポケベルも持っていなかったので、至急の連絡の場合にはルクルートから電報が送られてきました。自宅電話に留守電機能が無かったのも一因です。)

「いやぁ~。これで自分がやりたいことができるぞ~」と何も知らない私は、高揚感で一杯でした新たな隷属期間の始まりとも知らずに。。