自分2.0へ! 50代からの再挑戦・自己覚醒録

人生のリカバリーショットを放つべく再キャリア構築の旅https://blogmura.com/ranking/in?p_cid=11013598

もはやここまでか。。。

実を言うと、寅さん販売員をしていたときにも自宅ではMacの安いパソコンがあったので全く使えないわけでは無かったのです。一応、モデムも入れてパソコン通信もしていましたから。。。しかしご存知のように開発現場のPC端末はWindowsです。

案件が降って来た時に、面接に行かされてスキルシートを渡した時にMacじゃねぇ~」と言われ。あげくの果てには「パソコンは好きですか?」と問われる質問です。

正直な話をすると、好き嫌いで言えば好きなのですが、開発の仕事は嫌い。。というかもう無理!な状況でした。雇用している技術者に対する教育はほぼないので、自力で頑張るしかありません。しかしさっぱりわかりませんでした。COBOLVisual Basicを学んでみたけどさっぱり。。。。今考えるとあの環境下で何かを学べという方が無理があったと思います。とにかく激情家の社長の元で疲弊して将来の目指すべきキャリアのために頑張ろうとはなかなか思いづらい環境でした。

私をこの会社に紹介してくれた友人も日々消耗していき、自分の机で「もうもたねぇ~」と呻いていました。そのような”我ら出来損ない組”のための仕事として、会社で取り扱っている一般顧客向けサービスのチラシを近所に配るという業務がありました。これはこれでいい気分転換になりましたが、件の彼は、朝の朝礼で「今日の業務はチラシ配り(のみ)をします。(しかできません)」と皆の前で力なく発表していたのを見て「こいつはもう長くないな・・・・」と思いました。案の定、その後社長から執拗な追い込みを強いられ自己都合退職となりました。

そもそも人の出入りの激しい業界の上にこの就業環境ですから、社員の退出はあるべくしてあるのですが、必ず「自己都合退職」に追い込みます。補助金を受けている関係上会社都合はまずいらしく、いかなる状況でも「自己都合退職」でした。。。

そんな気持ちも荒みがちな状況下で、私にも開発案件の話が降ってきました。公共の大型汎用系の開発案件です。私は素人ベースなので、Kさんという熟練者の元について作業するというお話でした。。が。。。。行ってみてビックリ。。。私は年齢的なこともあってか経験者としてコーディングを何本か任される予定で、先方に回っているスキル表を見るとCOBOLの経験が7年になっていました。ビックり仰天です。((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル。

これが職人気質で仕事に厳しいプロジェクトマネージャーであれば「帰れ!この野郎」と言われ一件落着なのですが、人格者のプロマネがなんとか私が適合するように取り図ろうとするし、高知の男気溢れるサブリーダーが「わからないことがあったら聞いてもらっていいから」と言われて退路が立たれました。(笑)

早速社長に「話が違う!」と窮状を伝えました。社長も「えっ!」とビックリしていました。この業界では良くあることだったのですが、間に入るブローカー的な会社が、工数を取りたいために虚偽のスキル表を書いてしまったのです。切々と早く帰して欲しいと訴えるも「バカヤロー!自分から帰ったら日当がもらえないだろうが!むこうから帰れと言われるまでそこにいろ!バカヤロー!」と一喝されました。鬼です本当に。。

でチームの年下の技術者からは文句を言われ怒られながら、チームリーダーからの侮蔑の眼差しを受けながらも、なんとか一週間粘りました。。担当営業から「明日から行かなくていいから」と言われた時は心底ホッとしました。

後から社長に「お前。よく我慢したな~」とニヤニヤしながら褒められました。この事件?後からは私の事を根性のある男!と見なしてくれるようになりました。

ここの現場では、私が嘘をついたわけではないのに、結果として人をだまして迷惑をかけたような感じになってしまい心底申し訳なく感じた事もあり、もう自分もこの会社での就業はここまでにしようと思ったのでした。。。