自分2.0へ! 50代からの再挑戦・自己覚醒録

人生のリカバリーショットを放つべく再キャリア構築の旅https://blogmura.com/ranking/in?p_cid=11013598

脱走者が出ても説得して現場復帰を促した過去。。。。。。

もはやここまでじゃ。。。と呟いて潔くやめようと思ったのですが、私に「営業をやれ!」とのお達しが降ってきました。。当時は私より6~7才くらい上の方が営業をしていてその人の元で学ぶことに。。。

営業の中身を簡単に言ってしまうと、自社社員(プロパー)か協力会社の社員、フリーのIT技術者を開発案件に宛てて派遣させる仕事です。会社として人材派遣業の免許を取っていない事と二重派遣は違法なので、慣例的に出向という体を取ります。

建設工事現場と構造的に似ているところがあって、施主→元請(大手企業)→孫請(中小・零細)みたいな感じでプロジェクト事に人材がかき集められます。元請けにたどり着くまでに何社もブローカーを挟んでいる事も多く、”帳合”のみの会社も存在します。

当然、何社も間を挟むとデメリットばかりです。技術者は何度も面接させられるし。。

ところが、身から出たサビというのでしょうか。。。私のような素人を平気で現場に送り込んでやらかすという噂が業界で立っていたので、やらなくてもいい面接を強いられるという事が何度かありました。

どういうわけか、私の会社には何人か腕のある技術者がいて、現場でも高評価だったのですが、社長が「単価が低い!」とゴネて引き上げさせると言い出した時には慌てました。茶店で長々と先方の説教をお聞きしたのも一度や二度ではありません。。

そうそう。お話するのを忘れましたが、私が営業として一本立ちするころには前任の営業担当はいませんでした。世の中的に言えば会社からリストラされたのですが、あくまでも自己都合退職なのは言うまでもありません。この時は妻帯者で子供がいる人の給料を払えなくなって一斉に首を切っていましたね。

そんな会社の都合に振り回される技術者もたまったものではなく、”行方不明”になる人もいました。家にいるタイミングを見計らって捕まえて説得して前線復帰させた事が一度ありましたが本当に大変でした。。。(T_T)。。。

しかしながら、私の営業力のおかげ?で、次々と案件を決めて会社の危機を救ってしまいました。出向している社員からは「もしあのまま会社が潰れてくれたら自分は今の出向先の社員になれたかもしれなかったけど、君ががんばってくれたおかげでそれが無くなった。」とガッカリされたりもしましたけど。。。

給料もちょっとはましな金額になったのですが、私が潰れるまでにはそう時間はかかりませんでした。。。。。

毎日、疲れ切って帰宅してベッドに横たわると天井がクラクラする感じがしたので相当参っていたと思います。。。