自分2.0へ! 50代からの再挑戦・自己覚醒録

人生のリカバリーショットを放つべく再キャリア構築の旅https://blogmura.com/ranking/in?p_cid=11013598

この杯を飲むより他に道はなかった。。。。

前回からの続きです。。その派遣会社からかかってきた電話は久々の案件紹介でした。内容は某ADSL事業者のスーパーバイザー業務。。時給も破格の高待遇。。。う~ん嫌な予感がします。

当時は私のような職にあぶれた人達が、ADSLの店頭販売という甘露の慈雨の如き仕事について糊口をしのぐという事がよくあったのですが、この高待遇。。戦慄が走ります。

しかしながらヤバイ、危ないと感じていても、この盃を飲むより他にないではないですか。。早速、OKの返事をして説明会に向かいます。そこでようやく事業者名が明かされたのですが、あぁ~やっぱりそうなのね。。。という感じでした。心なしかため息がそこかしこで漏れていました。( ´Д`)=3

実をいうと私は、この事業者がADSL事業に参入した直後に、クレーム対応の仕事をした事があったのですが、あまりの修羅場の為に1ケ月持たなかったと思います。ここでもきちんとこういうクレーム対応にアジャストしたパーソナリティの持ち主がいて、相手の立場で物を考えるという思考が、欠落したような人が活躍していた職場でした。数々のクレームを受ける中で「しかしあなたも大変だねぇ~」と電話の主から同情を頂いたのが唯一の救いだったかもしれません。

その時の経緯があったので、どうせロクな連中ではないだろうとは思ったのですが行くしかありません。早速最初の研修で秋葉原の電気量販店へ。。。3日間、社員のご指導を頂きましたがイヤイヤ大変でした。最後に同じ立場のメンバーとお茶しましたが、先が思いやられるな~と皆で感じていました。

その後も実地研修があり、駅でADSLに接続する際に必要になるモデムを配ったのですが、◯◯◯◯という販売請負会社が指導を仕切っていて、やることはもうメチャクチャわかりやすく言うと闇金ウシジマくんに出てくる金融屋のような色の人たちです。前職のホストでは食えなくなって流れて来たような風貌の持ち主ばかりでした。

それでも、この手の連中のマンパワーは侮り難いものがあるので、使えるものはなんでも使うという事なのでしょう。日本人離れした大陸系の創業者の色なのでしょうか。。

今やったら(当時でも)特商法違反で一発アウトです。

今でも記憶の片隅にあるのですが、この販売会社が営業の拠点として構えた場所が日中ほとんど人通りがないところで「こんなところで売れるの?」という場所に一日立っていた事があります。全くカスリもしなくて一日終わり報告に営業所に行ったら「まぁそんなもんだよ。」とあっさり言われました。後から考えると、どんな拠点であろうとお金をADSL事業者からもらう為にリストアップしていた可能性があります。事務所に散乱していた指示書に「この拠点は女をよこすように」と汚い字で書かれていて心底会社の品性を疑いました。現場のお店の要望で女性販売員が良いとの意味だと思いますが、もうウンザリしましたね。

そうして晴れて研修期間を終えて、販売スタッフを抱えるスーパーバイザー業務につきます。破格の時給に、残業時間を自己申告でカウントしまくったこともあり史上最高の瞬間風速を記録し、多分2ケ月くらいで消費者金融やクレジットカードで借りた借金を完済できました。

これで息を吹き返すことになります。