ミレニアム前(1999年)に、松本零士原作の銀河鉄道999、キャプテンハーロック、クイーン・エメラルダスをテーマとした管弦楽団によるコンサートがあり、私はその会場収録のCDを持っています。。
その中で松本零士先生のMCがあるのですが「こういう大きなイベントというものは、一人の力ではできないんですね。たくさんの人達の協力によってはじめて可能なんです。ここにいる全員が(来場のお客様も含めて)乗組員です。皆様をここから見ているとまるで夜空の星が輝いているようです。」
概ねこのようなMCだったと思いますが、「人」という字を見てもわかるように支え合ってこそ人なのです。人の世も支え合ってこそ。組織であれば尚支え合ってこそ。。。大きな功績はたった一人のスターによって成し遂げられたように見えることも、ままあるのですがその陰には多くの名もなきスタッフの助力があってこそなのです。
そのことを忘れて、自らの功に走る人のなんと多いことか。。大きな功績の陰にはたくさんの無名戦士の墓標が見えるようです。。。
これは組織デザイン上の問題もあって、組織デザインは私達の善良な心が働きやすい仕組みにすべきところを、利己的な心が働きやすい仕組みをつくってしまっているところに問題があります。
果たして、現在の経済環境下で「成果報酬」のような制度がうまく機能するのか?というとおそらくNOです。「頑張れば頑張った分だけ、報酬が得られる」というモデルは50年くらい前に一番良く機能していたのではないでしょうか?
今の潮流は「共存」「共生」「共創」へとシフトしてきていることは少し感度を上げてみればわかることです。
私は例え大きな功績を上げたと讃えられても(そんな日が来るのかな。。)心より
「皆様方のおかげです。」と言える人でありたいです。