以前も書いた内容かもしれませんが、何気なくTVを見ていたら造園業を営んでいる若い女性社長の奮戦ドキュメンタリーを放映していました。経営的に厳しく”倒産”の文字が頭をかすめるような状況でしたが、ここでこの女性社長が発する一言が「あの子たち(社員の職人)の履歴書を汚したくない。。。」だったのです。。
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
いやいや会社の倒産はよくある事ですし、勤めている会社の倒産は本人の責任ではないですし、同じ業種であれば大丈夫ですよ。。と下手な慰めをかけたくなるくらい深刻に考え込んでいたシーンが印象深く記憶に残っています。
このことから、日本では”会社を変わることは汚れ”と捉える集合意識が強固につくられているのだなと感じました。
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そこで”ネガティブな退職理由をポジティブに言い換えよう”とは転職アドバイス本等で良く出てくると思うのですが。。。
まぁ私もかって転職活動した時に「キャリアアップのために」と言い換えて失笑を買っていた記憶があります。
( ´艸`)ププッ
結局は、「①継続した仕事内容を経験し②過去の経験から即戦力が見込めると思われる人材を採用したい」という採用側の意図と、綿々と続く排他的で前例を重んじる日本的文化慣習を色濃く反映しているのが今の転職市場なのでしょう。
こんなところで勝負をかけるのははっきり言って「バカバカしい」の一言です。
キャリア形成は多分に運に左右されることがあって、たまたま就職氷河期だった、たまたま就職した会社がブラックだった。たまたま病気になったetc。。。でも再チャレンジしたい!という人はたくさんいると思うのです。
「ポトスライムの舟」の主人公の女性のように、新卒で就職した会社のパワハラで潰されて会社で就職して働くということに恐怖感を持ってしまい苦しんでいる。。。という人もかなりの数いるのではないでしょうか。。。
ライフシフトで提唱されているような、多様な働き方を実現できる社会にするには、市中に横たわる社会文化や、日本人の現在の集合意識が変わらなければ難しいと感じていた最中に、新型コロナウィルスの全世界的な流行が。。。。。
多くの会社がテレワーク対応で感染予防対策に勤める中、対してやるべきテーマのない私が身を置く会社は(やるべきテーマがないからこそ集まるしかないと思うのだが)相も変わらず通常出社なのですが、その一方でテレワークをしてみたら、十分に仕事ができたと多くの企業に気づきを与えるきっかけとなったのが、このコロナ騒動なのではと思います。
遅々として進まなかった働き方改革が”コロナ騒動”で急に改革が進むかもしれません。
この2020年という年は、気づく人と気づかない人とに大きく分かれる審判の年となるでしょう。。
できる人というのは”あるものをうまく使う”ができる人だと思います。バカと鋏は使いようというやつです。
どの道、労働者人口が減ってくるのですから、どんなキャリアの人であろうと活用せざるを得なくなると思われます。学歴不問はもちろんのこと、「キャリア不問」の採用を待ち望みます(^^)/