人生には不可抗力の力が大きすぎて、自分の努力や頑張りではどうにも制御できない流れというものがあります。一端この濁流に飲まれてしまうと、いくら頑張っても無理。。下手に泳ぎ切ろうとすると力尽き溺れてしまうので、潮の流れが変わるまでじっと耐えて体力を温存するのがベストです。
もともと、力強い星の元に生まれた人が人生の嗜みとして、若い頃に少々のヤンチャをするのは、ある種のステータスになると思いますが、どんなに逃れようとしても、追いかけてくる魔の流れにより、犯罪や暴力、不品行の世界から逃れられない。。本人の自己責任と言うには少々酷すぎる星を持って生まれた人もいます。
それがわからない人は、自分の立場や視点からアドバイスを送ると思うのですが、残念ながら一度は運命として受け入れた上でどうするか?を考えないといけない世界がこの世にはあると感じます。長く公立学校の先生をしてきた人は実感できる世界ではないでしょうか。
みんな負けるなよ。。みんな負けるなよ。。。いい先生ですね。。(涙)
私にも不可抗力の力が大きすぎて、自分の力ではいかんともし難い流れの中で、必死に手がかりを求めてきました。
既に過去記事でお話してきたように、学生時代は新興宗教にどっぷり浸かり、完全に自己喪失していました。大学卒業時に組織で使えない評価を受けたので、「じゃ明日から一般社会にシンクロして生きて行こう!」と思ってもこれはほぼ無理な芸当で、これぐらいできるだろうと思って応募したオフィスワークのアルバイトに落ちたあたりから、「あれっ?俺ってかなりポンコツ???」と気づき出し、職業に対する苦悩と悩みの人生が始まります。
白状しますと、相当な数の面接落ちました体験を持っています。都合の悪いことは忘れるという防御反応がだんだん和らいで、色々な過去のポンコツ体験をより鮮明に思い返す事が最近できるようになりました。
この人生体験は自分1人で終わってしまうと、何も価値を生みませんが、「他者にシェアできる何か」「役立てる事のできる何か」がこの河の流れの先にあるのではないかと思うのです。
もうそろそろ、全うな(世間一般で言われている人生ステージ)流れに合流できないという現実を認識し、原点回帰かもしれませんが、今までたどった人生体験を翻訳して職業経験・経歴に落とし込むのではなく、存在自体が、在り方が大きな価値を持っているという視点に立って自分の強みに立てるフィールドで勝負したいなと考えています。