人間はオギャーと生まれた時点ですでに取り込まれた存在なのであるなということを、銀河英雄伝説を見ながら色々と考えを巡らせています。
すでに本編は視聴し終え、外伝を見ていますが、なんとも人間社会の不条理や組織あるあるをこれでもかと言わんばかりに描き出してくれます。まさに組織の中でもだえ苦しむ50代の魂の琴線をフルボッコです。(^^)
銀河英雄伝説をこの年になってこんなにも集中して見ることになるとは思いもよりませんでしたね。。今このタイミングだから良いのでしょう。。。
やはり軍隊のような常に生死と隣り合わせの状況下においては、誰の元に就くかで大きく命運が違ってきます。伝統的な日本の組織では「バカ殿」を支える賢い忠臣がうまく立ち回れば良いという風潮がありますが、やはり「バカ」に仕えた結果死を招くのは御免こうむりたいです。
バカなトップを諫められないような組織デザインは、この時点で失敗していると言ってよいでしょう。
ラインハルトもヤン・ウェンリーも有能な両雄でしたが、私はやはり魔術師”ヤン”押しで働くならヤン提督の元で。。と思っています。一番大きな理由は、ヤン提督の周囲には助言できる空気感がいつでもあったことが大きいです。
いわゆる心理的安全性が担保された職場環境というものです。
私にとって人間の努力によって心理的に安全な環境を築こうとしている組織は夢の桃源郷です。彼岸の夢と言っていいでしょう。。
人が人である限り、自由と平和への希求心は止むことはありません。齢50を越えて覚醒してしまったわけですが、なんとかそのような力漲る場を得たいと願ってやまないこの頃です。