書店をふらっと立ち寄ったらマイケル・サンデル教授の新刊本が目に止まりました。
最近は本の購入は手控えているのですが(積読が増えたため)この本は買っちゃおうかな?と思っています。
以前、息子が高校生の時に進路指導の先生のお話ではじめてマシュマロの実験の話を聞きました。
自制心の大切さを説いた、まさに受験指導の先生にぴったり?!のお話で、保護者会のお母さん方もウンウンと頷いて聞き入っていたと思います。。
ところがです。。
とろころが。。。。
マシュマロ実験に疑問を持ったグループが検証したところ驚愕の結果が。。。
「マシュマロテスト」が再現失敗【いらすとやで図解解説してみた】 | パカログ (arupakano.com)
この実験結果を踏まえると、結局は人の成功を左右するのは、培われた自制心ではなくて出自の良さである。という身も蓋もない結果です。。
それはそうだ。。と正直納得性が高いです。。家が裕福な子供は、お菓子に不自由していないので、そもそもマシュマロに興味が薄い上に、我慢すれば確実に後に倍のマシュマロを与えられることが保証されているので”自制”できるのだ。。
貧しい家庭の子供を考えて見よう。。目の前に美味しそうなマシュマロがある。。「今我慢すれば後で倍もらえるよ。。」と言われても、貧しい我が家ではそんな保証がないかもしれない。。それであれば”今”食べてしまった方が得だ!と考えるのは必然ではないでしょうか。。
自制心が培われるには、未来に対する信頼が担保された環境であることが大切なのだと感じます。
むろんこの実験も今後、数度の検証を経た場合には、どういう結論になるかはまだかわりませんが。。。。
いずれにしても、家庭が貧しくとも努力次第でチャンスがつかめるというイメージが掴みづらくなってきたと私は感じています。。
人を苦しみるのは、単に経済的に貧しいということだけではなく家庭内暴力やイジメの問題、性的不適合など様々で。。
オギャーと生まれた時の”手持ちの札の厳しさ”でどうゲームに勝てばいいのか苦悶してしまいがちなのですが、他と比較しても何の意味のないので、自分が今取り組めることに投入する。投入し続けるということに集中するしかないと私は思います。
私であれば自己表現し続けること、発信し続けること(書くという行為もその一つ)良き人々との繋がりを求め続けること。結果はいつでるかは誰にもわからないので、ひたすら投入の日々を継続しています。