中学生の頃、世の中は空前のガンダムブームで沸き立っていました。。それほどガンダムに関心のない人も目を向けないといけない世相だったと思います。朝のニュース番組のズームイン朝でレポーターの人がエルメスのガンプラを良く分かっていないながらも説明していた場面を印象的に覚えています。
ガンダムのメインテーマといえば、ジオン・ダイクンが提唱したニュータイプ論ですが、その当時の中学生向け雑誌でニュータイプはエスパーとは違うという解説が掲載されていて読んでも”意味がわからなかった??”
モビルスーツ越しに相手の心情を読み取れる超能力者という認識しかなかったのです。連邦やジオンの軍のお偉いさんの認識では、戦闘で優秀な成績を上げる能力あるものとう感じでしょうか。。
いつの時代も軍のお偉いさんというのは、こういう即物的な考えを持ってしまうようで、第二次世界大戦の時のアメリカ軍はインディアンの抜群の感のよさ。まさにエスパーのような能力を索敵に生かせないかと考えましたが、軍に入隊した途端にその能力は失われたようです。
「何故か?」
髪を切ったからではないか?と言われているようです。インディアンの長髪には、何かシャーマニックな意味合いがあるようです。
どうやら長い髪の毛には、霊力や超能力との相関関係があるらしく、長年美容師さんをやっている人は、スピリチュアル的に鋭敏になってくる人がいると聞いたことがあります。なるほど。。
かのインディアン部隊も髪を切らなければ活躍したかもしれなかったのですが「偉い人にはそれがわからんのでしょう」
話をニュータイプ論に戻すと、原作者の富野由悠季氏自身も制作当時と現在では、考え方が違うようです。ガンダムに関わったクリエーター達も各々の視点で解釈しているようで”これ”という定義付がされていないようです。
だからこそ、当初の富野氏が訴えたかったであろう「人類の革新」という事をテーマに話を膨らませたいと思います。
後のZガンダム以降で「地球の重力に魂を引かれた人々」というワードが頻出しますが、舞台設定として、アースノイド(地球居住者)=エリートの住処 スペースノイド=宇宙に追いやられた人
しかし人の覚醒は宇宙空間で起こる。。地球圏は堕落の象徴。故に「地球の重力に魂を引かれた人々」とは蔑視の意味合いがあるようです。
何故?人の覚醒は宇宙空間で起こるのか?月面に降り立った宇宙飛行士が、宇宙空間で独特の体験をしたように地球では決して得られない何かがあるのか?
このあたりの問いに対して”あぁそうか!”と腹落ちするような解が与えられたのが、実に数年前の出来事でした。恩師のセミナーに参加した時の話で”そうか!”と思ったのですが、中学生の頃に、なんとなく投げ込まれた問いに対して、答えが来るまでに40年近くの時を要したのです。
この40年の間に、人々の心霊レベルも相当向上しているはずなので、まさに時代的恩恵もあっての事なのでしょう。
このように時が来ないとわからないことは、人の人生にたくさんあるのです。
「何故?今自分がこんな事をやっているのだろう」とか「何故?こんな事を言われるのだろう?」と出来事だけを考えたら不条理そのものの事象に関しても、時が来ればそういうことか!と自分なりの納得が得られる瞬間が来ると思うのです。
しかし時がいつ来るかは誰にもわからない。。もしかすると今生では来ないかもしれない。。。
しかし今の自分にできることは、目の前の取り組める課題に投入することと信じて時を待つことだけです。