自分2.0へ! 50代からの再挑戦・自己覚醒録

人生のリカバリーショットを放つべく再キャリア構築の旅https://blogmura.com/ranking/in?p_cid=11013598

無(最高の状態)読みました。

久々の書評になります。。某キャンペーンの謝礼で頂いたAmazonギフト1000円があったので、思わず気になった書籍をポチりました。

それがこちら。。

なんかねぇ~表紙のデザインがいいんですよ。(特に裏面)無印良品っぽくて。。おそらく狙ってやっているんじゃないかな?って気がします、このデザインで書店で手に取る人5%アップです。(^^)

で一気読みをさらっとしたのですが、なかなか自分にとってタイムリーかつ必要な内容だったのでシェアしたくなった次第です。

人間は皆、脳構造的にネガティブ思考であり、物語を瞬時に紡ぎ出すこと。。。確かに商品の販促を考える上で、いかに消費者に自分の好ましいストーリーを想起させるかが現代のマーケティングのポイントですからね。。そして我々はグッドニュースよりバッドニュースに意識と関心が向きやすい。。。

これは原始人の頃からの生き残るためのDNAに累々と刻みこまれた本能なのでしょう。。常に猛獣や災害などの危険と隣り合わせの環境下では、楽天家ほど早く死にます。私の親世代は戦前生まれで、厳しい時代を知っているので、本能的に”子供には公務員になって欲しい”という思いが強かったのも、このネガティブがデフォルトの本能の成せる業だったのかもしれません。

生きてる中で、災難に見舞われるのは人間も動物も同じですが、動物は基本明日の事は考えないのに対して、人間は明日の事を極めてまじめに思い煩います。

アフリカのサバンナでライオン🦁の追撃から逃げ切ったインパラは極めて嬉しそうに尾っぽを振るそうですが、おそらくインパラは明日の事など何も心配していないでしょう。

これを本書では、「出来事」=「一の矢」「心配等の自分を責め立てる感情」=「二の矢」と定義づけをしていて、人間はこの「二の矢」があるからダメージが大きいわけです。

ワクチンも蜂に刺されるのも二回目がキツイのですが、人間の心理は二の矢どころか無数の矢を自分自身に放っているわけです。まるでサイトカインストーム(゚Д゚;)

私自身を鑑みても、何故こんなに心が苦しいのか?ということを考えた時に「抵抗」をしているからだと思います。抵抗が問題を生むのです。。

ー中国の老子は「人生は自然に起こる変化と自ら起こす変化の繰り返しである。それに抵抗すれば不幸を生むだけだ」と指摘。ー

ーインドの指導者シュリ・チンモイは「降伏とは混乱から平和への旅だ」と語り、自己の感情に抵抗しないことを強調。ー

なるほど、降伏も悪くないなと。。心の声が聞こえてきました。。現状どうしようもないのであれば全面降伏も”ろくでなし”の生き方としてありかな。。

ここで自分のことをろくでなしと言ってしまうのが「二の矢」を放つ行為なので、ここは気をつけたいところです。(^^)

自分を取り締まってしまうルール。悪法が身についているので、これも本書を参考にしながら今のこの感情はどの悪法に基づくものなのかな?と観察を続けたいと思います。

今日もストレスを感じて、独り言をつぶやいてしまったのですが、これも悪法に基づくものなのでしょう。。

本書中には様々な観察のテクニックやワークがありますので、これは継続して取り組んでみる価値があるかなと感じました。

        

もっとも大事なのは、物語が苦を生むメカニズムを理解した上で、「”わたし”とは生命の維持機能がもたらす”明滅”である。」という感覚を養い続けることです。ー本書の結びより。