自分2.0へ! 50代からの再挑戦・自己覚醒録

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それは愚問というものでしょう。。。

先日、久々に「転職理由」を語る場があったのですが(Web面接)この転職理由なるものを極めて自然に流れるようにプレゼンテーションするかが面接巧者の腕に見せどころとも言えます。

統計的に転職理由の第一に挙げられるのが間違いなく「人間関係」です。

 

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しかしながら転職理由として率直に「人間関係のトラブル」や「上司のパワハラ」を面接官に話すと概ね反応は良くないはずです。面接官は「人間関係のトラブルで辞めた人間は他の会社に行っても同じ人間関係のトラブルを起こすのではないか」と的外れな発想をする人が一定数います。

昨今はありがたい事にパワハラの認知が進み「パワハラで我慢しないで辞めていいんだよ。。」というメッセージで溢れている感がありますが、実際にはメインの転職理由としては成り立たないと言ってよいでしょう。

その事を皆本能的に知っているので、なかなか会社を辞められないのです。。

先日久々に退職理由に思いを巡らせた際に、「そういえば、こんな事やあんな事がいっぱいあったな~」と過去のパワハラ体験を懐かしく?思い出しました。

ある暴君は、国からの補助金を受け取るために中高年を積極的に採用していました。もちろん使えなければ見切りが速いので数か月で自己都合退職に追い込みます。この「自己都合退職に追い込む」は全ての社員に共通した仕打ちでして、中高年を一斉にリストラした際のみならず、高卒社員をもさんざん追い込んでいました。

この高卒社員にも悪い所はあるのですが、社会人経験も浅く会社の教育体制もない中でやむを得ない部分も多く、私も見かねて「君はまだ若いから他の会社に行った方が良いよ」と本人に言って転職先を紹介してあげました。

たまたま本人に見合った案件があったので良かったです。

まぁとにかく「毎日どうやって社長の暴力的な圧をかわそうか?」という環境下で二年も頑張ったのは我ながらスゴイ偉業だと思っています。

残念ながら運よくある程度まともな職場環境で長年過ごした人からすると、こういう異世界の出来事は知覚さえできないようで「何故こんな短い期間で辞めたの?」となってしまうようですね。

日本人が会社を辞める以上、そこにはよほどの理由があるのです。その質問は愚問というものでしょう。。

転職理由を聞いてもいいけど、転職希望者のホンネを聞く意味でも、きちんと「転職理由がパワハラ等の人間関係に纏わるものであることは、わかっていますので、よろしければ開示可能な範囲でお話できますか?」

というメッセージを相手に伝えた方が絶対良いと感じるこの頃です。

ちなみに先日面接を受けた会社は、業界ではあまり評判のよろしくない会社で書類が通った段階で葛藤が合ったのですが「実際に会ってみなければわからない」と自分にいい聞かせて面接に臨みました。結果は予想通り折り合わなかったのですが、やはり嫌だなと思ったところは赴いてはいけないなと感じた次第です。