相互信頼が薄い職場環境に身をおいていると、自分を守ってくれる盾となるのが「仕事を属人化させる」という行為です。
情報を占有して「あの人に聞かないとわからない」という状態を作り出すのです。本来的には仕事はなるべくシェアして担当者がいなくても、別の人がある程度のことに答えられるようにしておくのがベストですが、「あの人に聞かないとわからないので」出先であろうとジャンジャン電話がかかってくるように仕向けて「いやぁ~私仕事立て込んでまして」というポーズをつくり”彼はわが社になくてはならない存在だ”とアピールするのが無意識レベルの処世術になります。
こんなことするより、情報はシェアして全体で勝ちに行くことを目指していけばいいのですが、トップが独断的な評価をして個人攻撃をするような環境下では致し方ないと思います。
そこで、私はどうやって属人化させるかを考えた時に”代わりが効かない存在”になろうと思ってずっと行動しています。替えが効く仕事は人に任せて、私でなければできない領域、例えば社外に目を向けて対外的な折衝を伴う業務にエネルギーを集中しています。
こう申してはなんですが、新興宗教の思想・信条がブレーキとなって、「外に打つて出る」ということが苦手な社員が多いので、ここの領域は私が攻めるポイントですし、結果として”転職”につながる可能性もあります。
まぁ私の会社は、なかなか特殊な環境なのですが、言いたいのは、誰でも代替できる情報を占有するようなセコイ真似はやめて、自分でなければできない領域を拡大させるよう努めよ!ということです。。
他ならぬ自分自身に言い聞かせています。