無事に研修を終えて配属されたエリアの拠点(健康ランド)にてまずは先輩へ挨拶です。初日からオバサン販売員に「いい男」と言われました。(苦笑)同僚の販売員の人の年齢構成を見ると50才以上のオジサン・オバサンか就職氷河期で就職できなかった若者のどちらかという感じでした。総じて中高年が多かったです。健康ランド内もオバサンパラダイスなので必然的に若い男性は可愛がられるという現象が起きます。(^^)
同僚のオジサンで、話がうまくてちょっと説教好きの人がいたのですが、何かにつけて「この仕事はね~」と語ってくれました。事故で足を悪くした人で歩行がままならない人でしたので、おそらく就ける職業が限られていたのではと思います。自分が糧を得ている「この仕事」に対するリスペクトというか依存性は言葉の端々に感じたものです。
この方の指導で面食らった事は色々あるのですが、「自分が過去接客したお客様であったとしても、この仕事は一回勝負の世界なのだから他の人がゲットする場合もある。それに対しては文句を言うな」という話で、わざわざそんな話しなくてもいいではないかと感じました。まぁ要約すると”先輩の自分がお客取っても文句言わないでね。”という風に聞こえました。なんか水商売の女性の世界に近いですね。
で私の営業成績ですが、最初の1ケ月は確か3セット売れたと思います。基本給25万は保証されたものの、翌月以降も販売数は伸びずに、コミッションが加算されない状態が続きます。自分の父親と同じ年齢のエリア担当課長より”指導”が入るのですが、どうにもこの寅さん芸になじめなかったものです。
今でも覚えているのですが、毎月の会議で優秀販売員の成果発表の場で、ある母子家庭のお母さんが「生活のために頑張っているのです」と一言だけ言い放って降壇した事がありました。会場シーン。。。みたいな。。。。
いやいや本当にエライところに来てしまった。これは困ったなと思いつつも、毎日たくさんのお客さんと接客することや色々な出入り業者の人と話をすることもできる。。出会いの機会が多い!と捉え直して、コミッションは二の次にして今はチャンスを掴もう!本来の自分らしさを売っていこう!と決意しました。