自分2.0へ! 50代からの再挑戦・自己覚醒録

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夏目友人帳に見る事情を抱えたものの生きづらさ。。

今更ながらですが、夏目友人帳にハマっているのは先の記事でご紹介させていただいた

通りです。

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夏目 貴志

主人公の夏目貴志君は、小さいころより「見えてしまう」資質を持っていて、それ故に気味悪がられたり嘘つき呼ばわりされてきました。

早くに両親を亡くし親類の家をたらい回しにされていたのですが、心優しき藤原家のご夫婦に引き取られ、ようやく安息できる場所を得ます。

小さい頃からこの”見える体質”のおかげで周囲との軋轢が絶えなかったが故に”藤原家の人には、妖が見えることを知られたくない!”という思いがとても強くていたたまれなく感じます。

いやいや藤原家の人だったらそんな心配しなくても邪険にしないから大丈夫だって。。

塔子さんは絶対そんなことしないって!と声を大にして言いたいの

 

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塔子さん

ですが、まるで保護犬がなかなか人に心を開かないように、”正直に言ったらのけ者にされる”が身に沁みついているので難しいのでしょう。。。

 

最近は、時代的恩恵もあり様々な個々人の個性をカミングアウトして、それが概ね世の中から受け入れてもらえるような空気感があるのですが、それでも視える人達にとっては、まだまだ世間の目は一定の距離間と警戒を要すると思われます。

私の場合には幼少の頃から何かが見えたわけではないのですが、良く思い返して見れば神仏事には何やら畏敬の念を持っていたように思います。特に誰かから影響を受けたわけではないのに親に神仏事に関して助言したこともあり、親からすると”ぎょっ”としたのだと思います。そこで神童現る!と世に宣布してくれたらまた私の人生は違っていたでしょう(^^)

そういう私の様子を特に母親は心配して神仏事には近づけないようにしていたのですが、結果として学生時代は某新興宗教にどっぷりはまることになりました。

 

 

asakazuya.hatenablog.com

 

まぁそのような訳で、色々と事情を抱えたものが他者と関係性を結ぶというは、常人の何倍ものエネルギーを要するわけであります。

夏目貴志くんが、学校の友達と何気なく会話を交わしているように見えて実はその裏では妖との攻防を繰り広げていてそれを悟られないように気を使っているという日常が、過去の自分とオーバーラップして思わず”わかる!”と膝を打ってしまうのであります。

 

齢50を過ぎると、話し相手になる人も相応の人生経験を積んできた人が多くなりますので最近は差しで飲んだりすると「いやぁ私若い頃はヤンチャしていまして」みたいな感じで話すこともあるのですが、相手は「へーそうだったの?」みたいな感じで気にもとめない事が多いです。というより何かを乗り越えて来た人みたいに感じ取ってくれているのかな?と思うときもあります。

 

夏目友人帳はまだシリーズ最後まで見ていないですが、妖が見える夏目くんとして藤原家や友人に受け入れられるといいな(^^)