仕事上、70歳くらいのお偉い人達を相手にプレゼンし物事を進めていく必要性があるのですが、この年代になってくると言語からの理解能力が落ちるらしく、文書や口頭で相当筋道立てて話しているつもりでも、なかなか真意を分かってもらえないと感じています。
そこで有効なのが議論の見える化を助けるツールとして、ちまたで話題のグラフィックレコーディングという手法です。
この本は数あるグラレコの本の中でも、初心者やグラレコってどう描き進めていくの?という人へのガイドブックとしておすすめです。
一応、わが社のゼーレの老人たちからは、「あいつは描いて説明するヤツ」という認識は頂いています。(^^)
何しろ会社内で心理的安全性をベースとした対話を交わす。傾聴し合う。という文化がないので議論はどっちが勝つかという空中戦か、一方的に大王(おおきみ)の詔を拝聴する場となりがちです。
昨日も数少ない社内有志とZOOMで勉強会の場を持ち心理的安全性について考えてみました。。。遠い目(; ̄ゝ ̄)
話を戻しまして、理解力が落ちている老人達は潜在意識的には自己の能力不足を感じています。権力を持った老人は、その位置と引き換えに恐れの世界で暮らしていますので未知の話が飛び込んでくることを頑なに拒みます。
まるで世の大半は地動説を大っぴらに唱えることができるようになったにも関わらず天動説に老醜を晒してしがみついているかのようです。
「怖くないんだよ」とまるで幼稚園生に教え諭すように、わかりやすいビジュアルな表現でプレゼンすると、旧世代の人間にとっては”かわいく”映ることと、自分から理解を獲得したという”自己決定感”を与えることができるのでとても良いと感じてます。
もはやこの域までくると”社内介護”と言っていいレベルなのですが、お蔭様で物事をわかりやすく伝えるというスキルは磨かれっぱなしのこの頃です。