「人は流れに乗れば良い。。」とはかの有名なファーストガンダム劇中でアムロとの最後の対決の際にシャアが発した言葉です。
普段は特にシャアの言葉を意識することはないのですが、人生の転機において、ふと胸に去来するのがシャアの含蓄ある言葉であったりするガンダム世代は多いと思っています。
シャア自身も私と同様に?!若くして人生に翻弄されて来た人物なので、思うに任せることのできない忸怩たる日々を送ってきたことでしょう。。
「人は流れに乗れば良い。。」とはシャア自身の体験からにじみ出てきた言葉なのでしょう。。
さて翻って私自身を鑑みてみたときに、昨年から転職活動を本格化させましたが、残念ながら流れに乗ることができず、多分応募数だけで言うと150社近く応募したと思います。まるで人生の流れに逆行しているような、分厚い壁を打ち壊そうとしているようなもがき続ける日々でした。。。
考えられうる限りのあらゆる手段を尽くしましたが、採用には至らず、もうすっかり諦めて介護職の職業訓練を受けることを決めました。
介護の道で行くと決めたのだから職業訓練が始まる前に、介護・福祉の就職フェアに出向いてみようと思い、開催前日に申し込んで気楽に参加したら、ご縁がご縁を呼んであれよあれよという間に内定を頂き、10月から就業予定です。。
現在は職業訓練校で初任者研修を受けていますが、自分が今まで抱いていた介護の仕事に対する偏見やネガティブな思いを払拭してくれるような内容を多く聞くことができてマインドセットされつつあります。10月まで一生懸命に勉強や実習をして、現場に出てもスムーズに流れに乗りたいと思っています。
研修はテキストの単元事に違う先生が来るのですが、自分の旧知の人が先生としてやってきた時は本当に驚きました。「お~っ!こんなところで!!!」って感じでまさに僥倖です。
内定を頂いた施設長からは「あと20年は働きましょう!」と励まされています。。。
自分が応募し続けてきた会社では50代というと、よほど優秀でない限りはお荷物扱いで60歳定年の場合には「先がなく会社に貢献できない」という感じでしたが、50代未経験でゼロからスタートなのに「がんばりましょう」と言って頂けるのは本当にうれしい限りです。
何よりも過去の経歴(身をおいた環境)を見るのではなく、過去築いてきた内容(中身)を見てくれたのは嬉しかったですね。面接時に離職理由をグズグズ聞かれることもありませんでした。。
そしてもう一つ僥倖がありまして、職業訓練期間に3回ほどキャリアコンサルがあるのですが、面接したキャリコンの先生に
①すでに就職先が決まっていること
②介護職の収入だけでは厳しいので、パラレルキャリアで在り方で稼ぐを再構築したい
というハローワーク経由の職業訓練では異例?とも言える自己開示と相談をしたところ、先生自身もそちら方面に興味心身でパラレルキャリア・副業に関して様々なアドバイスを受けました。
また介護の仕事に就くことになった経緯をお話したところ「本当にご縁がありましたね~」と言って頂き、私だからそういうことを言ったのだと思いますけど”風の時代のキャリアの築き方”についてもお話頂き、実に濃厚な時間となりました。。
年末年始の頃は、考えすぎとストレスで歯を食いしばりすぎて歯が欠けてしまったり、眩暈を起こしたりしました。自分の深層意識では流れをとらえていたので、会社を辞めるという行動に出れたのだと思いますが、無自覚に抱え込んだ重荷を手放せずに苦しんでいたのかもしれません。。。。
風に乗って流れに乗る。。。今は風を捉える帆を張って人生の流れに乗ってみたいと思います。